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Social Lab: Toward Value-Driven R&D&I in Collaboration with Citizens
- リビングラボ
- 研究開発
- 社会実装
研究概要
デジタル化は、様々の産業分野のおいて、価値の高いサービスを提供する重要な源泉となっている。一方で、デジタル技術の活用が進むにつれて、デジタル化がもたらす負の影響も注目されている。この課題に対処するため、研究開発組織は、R&D&I(Research, Development and Innovation)のプロセスとその成果が、価値創出に加えて、市民の社会的懸念を軽減するためのサービスと整合していることを確認する必要がある。そのためには、市民との密接なパートナーシップが必要である。しかし、市民の価値観をテクノロジーのR&D&Iの原動力とする試みは、依然として限定的な取り組みになりがちである。そこで、デジタル技術のR&D&Iの取り組みを、社会的に受容可能な形で促進するために、「サービス」と「価値」を中核とした新たなR&D&Iスキームである「ソーシャルラボ」の概念を紹介する。本稿では、ソーシャルラボの構築過程、特に、市民とのパートナーシップを構築させるために必要なプロセスと課題について議論する。
文献情報
Kentaro Watanabe, Fumiya Akasaka, Yuya Mitake, Kazuhiro Kojima (2023). Social Lab: Toward Value-Driven R&D&I in Collaboration with Citizens, In Proc. the ServDes2023, pp. 1241-1258.
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