我々は、様々なデジタル技術に囲まれてながら、暮らしています。しかしながら、こうしたデジタル技術が必ずしも我々の生活の質や幸福（Well-being）の向上につながらないことがあるのも実情です。
「どうすれば人の生活や社会全体にとってよりよい価値を生み出すことができるのか？」
我々は、技術の使用者でもある「市民」と共にあるべき生活像や社会の姿を描き、そのために必要なデジタル技術やサービスのあり方を一緒に作りあげる「市民共創」に実現の鍵があると考えています。
そこで我々は、市民共創のアプローチで新たな技術やサービスの研究開発や社会実装を行う方法と体制である、「ソーシャルラボ」の構築をめざした研究を行っています。
ソーシャルラボ研究では、柏の葉スマートシティを舞台に、市民共創型の研究開発を継続的に行うための仕組み（＝インフラ）づくりを行っています。そのための特徴的な取り組みのひとつが「市民アドバイザー」です。市民アドバイザーとは、地域の問題やこれからの技術について一緒に考えていくパートナーです。我々は、柏の葉近隣地域に住む方々から、こういった共創活動に共感していただける方市民アドバイザーとして登録していただき、定期的な勉強会やイベントを行いながら、共に学び合う関係を構築しています。また、具体的なテーマをもった地域課題解決／新技術創出のプロジェクトも、地域のまちづくり組織等とも連携しながら、一緒に進めています。

2019年12月～継続中

市民共創、柏の葉、ソーシャルイノベーション、仕組みづくり

柏の葉市民アドバイザーについて（産総研・人間拡張研究センターHP）
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