SoDa – Socio-Digital Transformation Design

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Socio-Digital Transformation Design: SoDa

SoDaとは、AIやIoT、ロボティクス、センシングなどの「デジタルテクノロジー」と、政策やルール、文化、倫理、慣習といった「社会システム」を統合的に検討しながら、未来のよりよい社会への移行(トランスフォーメーション)を実現するためのデザイン方法論です。

SoDaのデザインアプローチの特徴は、以下の3点に集約されます。

技術システム、サービスシステム、社会システムといった多様なレイヤを往還しながら全体システムをデザインする「多層的な視点

生活者を含む多様なステークホルダとの「共創

実社会における課題解決や価値創出を探索的に実践する「ラボアプローチ

我々は、SoDaに関する研究開発を通じて、ソーシャルイノベーションやウェルビーイング向上に資するデジタルテクノロジーやサービスの創出を実現していきます。

Social Lab

SoDaを実践するための具体的なアプローチとして、我々は、「Social Lab」という市民共創型の研究開発のスキームを、千葉県柏市の柏の葉地域を中心に、実践しています。Social Labとは、地域・都市の市民や様々なプレーヤー(企業、自治体、NPOなど)との共創を通じて、社会課題解決やウェルビーイング向上に資するテクノロジ―の研究開発やその社会実装(サービス創出)を行うための仕組みです。Social Labでは、産総研の研究者だけでなく、市民や多様なプレーヤーからのご意見やアイデアを頂くことで、社会に受け入れられやすいテクノロジーやサービスを創出することをめざします。さらに、市民を含む様々なステークホルダーと共創する過程を通じて、地域の課題や先端的なテクノロジーについて共に学び(相互学習し)、よりよい地域や社会をつくっていくための文化や活動を共に醸成していくことで、その結果として、地域や社会のトランスフォーメーション(変容・移行)を実現することを目的としています。

産総研におけるSocial Labは、柏の葉地域(柏の葉スマートシティ)を中心に、様々な活動を行っています。また、柏の葉では、我々と共に、社会課題解決のための研究開発、サービス創出を検討するパートナーである、「市民アドバイザー」という制度を運営しています。ご興味のある方は、こちらより詳細をご覧いただき、ご登録をお願いします!

Who we are

本研究プロジェクトは、産業技術総合研究所 人間拡張研究センター サービス価値拡張研究チームに所属する研究者が中心となって推進しています。サービス価値拡張研究チームには、工学、心理学、経済学、デザイン学などを専門とする様々な研究者が所属しており、産総研におけるサービスデザインやリビングラボの研究や実践をリードしています。

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